2007年8月 5日 (日)

13日が出現ピーク、新月で好条件=ペルセウス座流星群、観察を-国立天文台

三大流星群の一つで夏の風物詩、ペルセウス座流星群が13日に出現のピークを迎える。新月に当たり、月明かりの影響を受けないので、天候が良ければよく見えると期待される。出現は前後数日間にわたるため、国立天文台は11日夜から14日朝まで、インターネットで「流れ星を数えよう」キャンペーンを行い、夏休み中の親子などに観察を呼び掛ける。
 同流星群は、ペルセウス座にある「放射点」から流星が四方八方に軌跡を描く。ペルセウス座は真夜中に北東の比較的高い場所に上るため、午前零時すぎから明け方にかけて、肉眼で夜空を広く見渡していると、流星を見つけやすいという。 

時事通信

未だに流星群らしい流星を見たことがない。

うーん、久しぶりに夜空を眺めてみるかな。

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2007年3月 6日 (火)

効果の天秤

2月中旬にLancetにて妊婦の魚介類の摂取によるその子供への影響に関する論文が載った。

魚介類の大量摂取による弊害としてメチル水銀の影響がしばしば取り沙汰され、アメリカでは妊婦の魚介類摂取量を340g/週以下に制限することが唱えられている。

水俣病でも見られたように、メチル水銀の悪影響に対しては慎重にならなければならないだろう。

日本でも2年くらい前に厚労省が同様のガイドラインを設けようとして、議論の結果、やはり妊婦はあまり摂取しないほうが良いという内容をまとめたはず。

今回のLancetにおける報告は、魚介類をまったく摂取しない妊婦、摂取量が340g/週以下の妊婦、そして340g/週以上の妊婦に関して調査したところ、340g/週以上摂取した妊婦の子供の知能等において有意な高値を示し、また水銀暴露は既報よりも高いものの、水銀による発達障害は認められず、逆に魚介類摂取による発達の効果が認められた、というものだった。

近年の健康志向ブームにより、みんなの食に対する関心は非常に高い。

しかしながら、それはたった一つの含有成分をクローズアップして、その善し悪しだけに注目し、さまざまな成分の総体であるその「食品」の本質的な機能性を見失って、一喜一憂しながら踊らされることがしばしば起こっている。

もちろんこの報告が日本の水産市場を流通している魚介類に対して単純に当てはまるかは分からない。

魚介類の成分は生育環境に強く影響されるから、仮に工業的な汚染の大きいどこかの外国の海域で採れたものだと、この論文のような報告どおりにならず、メチル水銀のリスクが増加するかもしれない。

この報告から「魚介類は安全である」ということではなく、「食品の安全性とはリスクゼロの食品からではなく、もっと相対的なレベルで充分満たすことができる」という事実を学ぶことができるのではないだろうか。

種々の栄養成分が渾然一体となった我々が普段口にする食品とはどういう機能性を有するものなのか、またそれが調理方法によってその機能性が大きく変化することもある、ということを自ら考え、日々勉強することが必要であろう。

過剰量の情報が蔓延している現在だからこそ、その情報を「当たり前に疑う」姿勢を身につけることは、もはや必須のスキルなのかもしれない。

Maternal seafood consumption in pregnancy and neurodevelopmental outcomes in childhood (ALSPAC study): an observational cohort study.

Hibbeln JR, Davis JM, Steer C, Emmett P, Rogers I, Williams C, Golding J.

BACKGROUND: Seafood is the predominant source of omega-3 fatty acids, which are essential for optimum neural development. However, in the USA, women are advised to limit their seafood intake during pregnancy to 340 g per week. We used the Avon Longitudinal Study of Parents and Children (ALSPAC) to assess the possible benefits and hazards to a child's development of different levels of maternal seafood intake during pregnancy. METHODS: 11,875 pregnant women completed a food frequency questionnaire assessing seafood consumption at 32 weeks' gestation. Multivariable logistic regression models including 28 potential confounders assessing social disadvantage, perinatal, and dietary items were used to compare developmental, behavioural, and cognitive outcomes of the children from age 6 months to 8 years in women consuming none, some (1-340 g per week), and >340 g per week. FINDINGS: After adjustment, maternal seafood intake during pregnancy of less than 340 g per week was associated with increased risk of their children being in the lowest quartile for verbal intelligence quotient (IQ) (no seafood consumption, odds ratio [OR] 1.48, 95% CI 1.16-1.90; some, 1.09, 0.92-1.29; overall trend, p=0.004), compared with mothers who consumed more than 340 g per week. Low maternal seafood intake was also associated with increased risk of suboptimum outcomes for prosocial behaviour, fine motor, communication, and social development scores. For each outcome measure, the lower the intake of seafood during pregnancy, the higher the risk of suboptimum developmental outcome. INTERPRETATION: Maternal seafood consumption of less than 340 g per week in pregnancy did not protect children from adverse outcomes; rather, we recorded beneficial effects on child development with maternal seafood intakes of more than 340 g per week, suggesting that advice to limit seafood consumption could actually be detrimental. These results show that risks from the loss of nutrients were greater than the risks of harm from exposure to trace contaminants in 340 g seafood eaten weekly.

Lancet. 2007 Feb 17;369(9561):578-85.

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2007年1月26日 (金)

トラブルを避ける:ライバルどうしの戦いを見てその社会的地位を推論する魚

Cover20070125魚類は特に賢い動物だとは考えられていないが、論理的思考の兆しを示す動物のリストに加えてもよさそうだ。既知の関係に関する知識から未知の関係を推論する能力である「推移的推論」は、論理的推論には欠かせない。この能力は幼児の発達に重要な段階と見なされ、類似の能力が非ヒト霊長類やラット、鳥類でみられる。なわばりを形成するAstatotilapia burtoniという魚種では、雄の繁殖成功は「魚社会」内の地位によって決まる。この魚の雄は見知らぬ他個体どうしの戦いを観察することにより、それらの個体の順位を学習することができる。注目すべきは、彼らがこれを直接証拠で補強するのでなく、「傍観者」として間接的に行うという点である。この行動は推移的推論に関する従来のモデルに疑いを投げかけるものであり、これらの魚は生存と繁殖に特有な状況での推論を行うために、独特なメカニズムを進化させてきたと考えられる。表紙写真はA. burtoniの雄。(Nature

釣りをやる人なら分るけど、魚は決してバカではないです。

むしろ時々バカにしてきます。

北海道にいた頃はフライフィッシングをやっていました。

季節に合わせていろんな虫に似せた毛針を自分で作り、

水面を浮かせたり、沈めて泳がせたりして魚を騙して釣る。

当然毛針には糸が付いている上に水には流れがあるから、

気をつけていないと簡単に変な動きが付いてしまう。

不自然な毛針の動きを魚は見逃さないです。

そしてそれは釣り人が入りやすい場所であればあるほどシビアになる。

もし魚にバレてしまったら、ヤツらはあえて見つかりやすい所を泳いだり、飛び跳ねたりします。

完全にバカにしているんですね。

釣れるものなら釣ってみろ、と。

学習能力もさることながら、知恵もついていると言えるのではないでしょうか。

今回の『Nature』の報告を踏まえると、

魚は疑似餌に対する他の魚の挙動を見て学習している可能性がある、と思われる。

つまり不幸にも(釣り人的にはラッキーだが)釣り上げられたり、

疑似餌を見破って無視したりする行動を見て学習している魚がそのポイント周辺に存在するかもしれない。

まぁ、もしかしたら魚は学習するまでに結構時間がかかるかもしれないし、

どのくらい学習した情報を保持できるか分らないし、

さらに海の魚みたく釣り上げられたら一巻の終わりみたいなdead or alive的条件だったら

あまり関係ないかもしれないですけどね。

キャッチアンドリリースが奨励されているマス釣り系では

釣りを行なうに当たって少し考えると、多少は釣りの腕が上がるかもです。

微々たるもんだと思うけどね。

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2007年1月15日 (月)

DHA:脳内の神経細胞再生促進の働き 島根大グループ

青魚に多く含まれる物質「ドコサヘキサエン酸」(DHA)に、脳内の神経細胞(ニューロン)の再生を促進する働きがあることを、島根大医学部の橋本道男助教授(環境生理学)らの研究グループが、ラット実験で確認した。認知症やアルツハイマー病などの治療に応用が期待される成果で、同グループは国内の製薬会社と共同で国際特許を出願している。

 グループは、生後20週の壮齢ラットに7週間、DHAを経口投与した。短期の記憶をつかさどる「海馬」の神経細胞を調べたところ、情報伝達網の広がりを示す突起状の軸索が、DHAを与えていないラットは増えなかったのに対し、与えたラットは約60%増えた。

 また、神経細胞へ分化する材料となる神経幹細胞をラットの脳から直接抽出してDHAを加えると、DHAを加えなかったものより、神経細胞へ分化する度合いが約1.5倍に促進されることも分かった。

 橋本助教授は「従来の治療薬と比べ、DHAは食品から簡単に取れる。認知症の予防や副作用のない治療薬として期待が持てる」と話している。

(毎日新聞)

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070112k0000m040154000c.html

この先生とは実際に学会で何度かお話させて頂いたことがあります。

この再生がどの程度脳機能の改善に寄与しているかは分らないとしておりました。

現状ではまだ夢だけど、この夢にかけているということを熱っぽい眼差しを向けて

お話されていたことが印象的でした。

是非とも更なる発展をされることを祈念いたします。

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闇から浮かび上がった大規模構造:ダークマターの広域分布を初めて測定

Heic070x5 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)とすばる望遠鏡などによって、宇宙規模におけるダークマター(暗黒物質)の分布が、初めて観測的に調べられた。目に見える銀河と同様にダークマターも大規模構造を形成していることが明らかになり、「見える物質」が銀河や大規模構造を形成する上でダークマターの存在が欠かせないことを裏付けた。

宇宙空間には、見える物質よりもはるかに多くの見えない物質(ダークマター)が存在していて、銀河の形成などに強く影響していることがわかっている。しかし、ダークマターは質量を持っているものの、光や電波などを放出することがないため、「どこにどれだけのダークマターが存在しているのか」を知るのは困難だった。

さて、「見える物質」の分布といえば、恒星が集まった銀河、銀河が集まった銀河団、銀河と銀河団が泡状に分布した「宇宙の大規模構造」が知られている。この大規模構造について詳しく調べ、銀河の形成やダークマターとの関係を探るのが「宇宙進化サーベイ(COSMOS)」だ。COSMOSHSTのために用意された観測プログラムで、2年間にわたり観測時間全体の10パーセントをも費やして行われた。

HSTは、2平方度という広さの天域に存在する約50万個の銀河の形を調べた。銀河の手前にダークマターが集中している場合、強い重力によって光が屈曲し、銀河の形はゆがんで見える。窓の向こうに見える景色のゆがみ方からガラスの凹凸がわかるのと同様に、この「重力レンズ効果」によって手前のダークマターの分布が調べられた。

COSMOSには、HST以外にも世界中の名だたる望遠鏡が携わっている。日本からは愛媛大学の谷口義明教授が率いるグループが参加していて、すばる望遠鏡による観測で重要な役割を果たした。

すばる望遠鏡はHSTが観測した約50万個の銀河をさまざまな波長で観測することで、それぞれの銀河までの距離を明らかにした。HSTとすばるのデータを組み合わせることで、われわれから80億光年の距離までの、最大2.8億光年四方の宇宙空間について、ダークマターの3次元分布が明らかにされた。観測を通じてこれほどの広さにわたってダークマターの空間分布が求められたのは初めてのことである。

注目すべきは、今回明らかになったダークマターの分布が、目に見える銀河の分布とほぼ同じである点だ。銀河は、まさにダークマターの密度が大きくなっている領域に集中して存在している。銀河や大規模構造は物質が重力で集まることで形成されるが、「目に見える物質」だけを想定すると、現実よりも時間がかかってしまう。そのため、まずダークマターのかたまりが存在して、そこに「見える物質」が引き寄せられたとするモデルが有力視されていた。今回の観測結果は、このモデルを強く裏付けるものといえる。

今回の成果は数多くの機関から発表されているが、そのうちNASAは、ダークマターの分布を調べる作業について「夜間に撮影された、街灯しか見えない航空写真から、都市の地図を作るようなもの」とたとえた。そして、ダークマターの3次元マップができたことについて、「初めて昼間の都市とその周辺部を見ることができた。幹線道路や交差点、さらにはご近所のようすも見えてきた」と表現している。

宇宙の大規模構造

銀河が集まっている構造を一般的にグレートウォールと呼んでいる。銀河がほとんど存在しない領域は、空洞=ボイドと名付けられている。ボイドは直径数億光年にも達する巨大なものだ。こうした構造は、石けんを泡立てたときにできる幾重にも積み重なった泡にたとえるとわかりやすい。泡の中の膜の部分がグレートウォールに相当し、泡の中の空洞部分がボイドに相当することになる。現在ではこうしたボイドとグレートウォールからなるフィラメント構造が宇宙に連続して広がっていると考えられていて、複雑に入り組んだ「宇宙の泡構造」、あるいは「宇宙の大規模構造」と名付けられている。(アストロアーツ)

http://www.astroarts.co.jp/news/2007/01/09darkmatter_subaru/index-j.shtml

以前から気になっていたニュース。

単純に考えて、目に見えにくいものを観測することにはとてつもない難しさが伴うが、

お疲れ様である。

しかしダークマターって、一体どんな物質なんでしょうかね。

銀河が分布しているところにあるということは、地球の周辺にもあるのかな。

案外、ダークマターって身の回りをふわふわ漂っていたりして。

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2006年2月 6日 (月)

脳症シカ肉に異常プリオン 米チーム「食べると危険」

【ワシントン26日共同】米国で野生のシカに広がっている海綿状脳症の1種、慢性消耗病(CWD)にかかったシカの筋肉に異常プリオンが含まれていることを、マウスへの感染実験で米ケンタッキー大などのチームが確認し、米科学誌サイエンス(電子版)に26日発表した。
 人間に感染するかどうかは確かめられていないが、チームは「感染したシカの肉に触ったり食べたりすると、異常プリオンにさらされる危険がある」と警告している。
 チームは米コロラド州の感染シカ5頭から採取した脚の筋肉の細胞を含む溶液を、CWDに感染するよう遺伝子操作したマウス36匹の脳に注射。平均1年2カ月後にすべてのマウスが神経症状を起こした上、脳からも異常プリオンが検出された。
 米国では1967年に初めてCWDが報告された後、10州以上で見つかっており、CWDのシカから人間が感染することに懸念が強まっている。
http://www.kahoku.co.jp/news/2006/01/2006012601003852.htm
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1138317738/l50

プリオンはバクテリアやウイルスと違って単なるタンパク質で、
脳などの神経系においてみんなが持っている。
この立体構造が異常型へ変化すると、
正常型と相互作用して正常型を異常型への変化させる。
そうして変化した異常型プリオンが他の正常型プリオンへ影響が広がり、
結果、異常型がどんどん増える。
やがて異常型プリオンが凝集・沈着し
それが脳組織を破壊して、脳みそがスポンジになる。
しかし、この正常型を異常型へ変えるために、
プリオンの一次構造がある程度の相同性を示さないといけないらしい。
この報告はCWDに感染するように遺伝子操作されたマウスのプリオンが
シカ由来の異常型プリオンに影響を受け、神経を症状を起こしたということだが、
これって、プリオンの影響を受けやすいマウスを使ったら、やっぱり感染した、
とも読めなくも無いような・・・・。
あとシカからヒトへ感染した、という報告があるのかな。
他の記事だと「触れただけで感染する可能性が云々」というのもあったけど、
そこまでくると、ほとんどヒステリーな感じがするよ。

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「第10惑星」冥王星しのぐ 直径3000キロ

 【ワシントン1日共同】米航空宇宙局(NASA)が昨年夏「太陽系10番目の惑星」と発表した天体は直径約3000キロで、冥王星より大きいことが、ドイツ・ボン大などの観測で分かった。研究チームは「惑星」説を支持する結果だとしている。2日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。
 この天体は海王星や冥王星よりも外側の軌道にあり、太陽からの距離は地球までの約97倍。あまりに遠いため、可視光の観測では正確な大きさが決められなかった。
 研究チームは、スペインにある電波望遠鏡を使って天体から放射される熱を検出、太陽からの距離を基に直径を割り出した。冥王星(約2400キロ)と月(約3500キロ)のほぼ中間の大きさで、1846年の海王星発見以来、太陽系で見つかった最大の天体になるという。

http://www.asahi.com/international/update/0202/001.html

この惑星の名前は確か「セドナSedna」だったような。
Wilipediaによると、「セドナの名前は、北米極北地方に住む原住民族(特にカナダのイヌイット)の海の女神セドナに由来している。太陽からの光がほとんど届かず、表面温度は-240℃以下と考えられることから、厳寒の北極海の海底に住むという伝説を持つ女神セドナの名前を当てられた」とある。

これの日本名って、どうなるんでしょうかね。
他の惑星が「~星」って付けられているから、
もし惑星であると正式に認められたら、いい名前を付けて欲しいですね。

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2006年2月 4日 (土)

劣性遺伝子押さえ込む メンデルの法則仕組み解明

遺伝に関する「メンデルの法則」で、植物が“両親”からそれぞれ受け継いだ性質のうち優勢な一方だけ表れる「優性の法則」の原因の1つを、奈良先端科学技術大学院大の高山誠司教授(細胞間情報学)と東北大などのグループが見つけた。
 劣勢な遺伝子が化学変化して働かなくなり、優勢な遺伝子だけが発現する仕組みで、米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に30日、発表した。
 高山教授らは、カブの仲間の植物で、自分の花粉を受精しないよう見分ける目印となる遺伝子を調べた。すると劣勢な遺伝子で、遺伝子の発現を制御する部分に炭化水素の一種が取り付いて「メチル化」と呼ばれる化学変化が起き、遺伝子の発現を押さえ込んでいた。
 優性の法則に関し、これまで一方の遺伝子が壊れているため、もう一方の遺伝子が発現する場合が知られていた。
 高山教授は「今回の仕組みが、優性の法則でどれだけ一般的かを調べたい」と話している。
(共同通信より引用)

高校の生物の授業で必ず習う「メンデルの法則」。
100年以上前に発見された、遺伝学の古典中の古典の法則。
分子生物学・遺伝子工学的な手法が発達した現代に至って、
その分子レベルでのメカニズムが明らかになっていないことに意外。

当たり前ながら、
まだまだ分かっていないことが多いのだなぁ
と思う。

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2006年1月30日 (月)

耳あかのタイプ、1塩基の違いで決定 長崎大教授ら

耳垢にネバネバタイプとカサカサタイプがあることなんて知らなかった。
ましてや耳垢の質の決定に関する研究背景については知るはずもない。
民族による違いが大きいらしく、
日本などアジアでは8~9割が「カサカサタイプ」で、
欧州やアフリカでは9割以上が「ネバネバタイプ」だそうだ。

しかし、耳垢の質なんて普段から気をつけている人なんて少ないだろうなぁ。
無下にほじってはポイ、ほじってはポイされているだろうが、
それがある遺伝子のたった一塩基の違いに左右されるという
非常に単純で綺麗な因果律で結ばれているとのギャップに
妙に感動したのであった。

科学では複雑な自然現象を数量的・客観的・普遍的な要素に分解し
要素を明確化させ、モデルを構築する作業を常とする場合が多いが、
こんなシンプルなものを発見した長崎大の先生が羨ましい。
いや、マジで。

腋臭(えきしゅう)症という耳の病気の治療に繋がる研究であるらしいので、
治療に繋がるように頑張ってほしいものです。

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2006年1月28日 (土)

大豆タンパク質およびイソフラボンの心臓病予防に対する効果

民間団体「米心臓協会(AHA)」の栄養委員会なる組織が
大豆タンパク質やイソフラボンには
LDLを低下させる作用を期待することは出来ないという声明を発表したらしい。
これに関する詳細な報告内容を実際に読んだわけではないし、
新聞を通したものなので、声明内容の是非は判断できないが、
あれがいい、これがいい、と熱病にうなされたように
騒がれている今日、どんどん見直され、盛んに議論されるべきである。
世間ではコレステロールを多く含む卵などは
食べるのを気をつけるべきだということがよく言われているが、
実際には食べても血中総コレステロール量はあまり上昇しない
(200mg摂取して血漿総コレステロールの増加量は2mg/dl)
という報告が多くなされており、
最近では食事性コレステロールの影響については疑問視されている。
あと、実際に効果がある成分でも、
大量に長期間摂取し続けねばならない場合もあり、
2,3日程度ちょろっと食った程度では効かない。

まぁ、健康の維持にとって一番良いのは、
カロリーに気をつけた、バランスのとれた食事と、毎日の運動
という方法なのかもしれない。
身も蓋も無いが。

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