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2007年1月26日 (金)

トラブルを避ける:ライバルどうしの戦いを見てその社会的地位を推論する魚

Cover20070125魚類は特に賢い動物だとは考えられていないが、論理的思考の兆しを示す動物のリストに加えてもよさそうだ。既知の関係に関する知識から未知の関係を推論する能力である「推移的推論」は、論理的推論には欠かせない。この能力は幼児の発達に重要な段階と見なされ、類似の能力が非ヒト霊長類やラット、鳥類でみられる。なわばりを形成するAstatotilapia burtoniという魚種では、雄の繁殖成功は「魚社会」内の地位によって決まる。この魚の雄は見知らぬ他個体どうしの戦いを観察することにより、それらの個体の順位を学習することができる。注目すべきは、彼らがこれを直接証拠で補強するのでなく、「傍観者」として間接的に行うという点である。この行動は推移的推論に関する従来のモデルに疑いを投げかけるものであり、これらの魚は生存と繁殖に特有な状況での推論を行うために、独特なメカニズムを進化させてきたと考えられる。表紙写真はA. burtoniの雄。(Nature

釣りをやる人なら分るけど、魚は決してバカではないです。

むしろ時々バカにしてきます。

北海道にいた頃はフライフィッシングをやっていました。

季節に合わせていろんな虫に似せた毛針を自分で作り、

水面を浮かせたり、沈めて泳がせたりして魚を騙して釣る。

当然毛針には糸が付いている上に水には流れがあるから、

気をつけていないと簡単に変な動きが付いてしまう。

不自然な毛針の動きを魚は見逃さないです。

そしてそれは釣り人が入りやすい場所であればあるほどシビアになる。

もし魚にバレてしまったら、ヤツらはあえて見つかりやすい所を泳いだり、飛び跳ねたりします。

完全にバカにしているんですね。

釣れるものなら釣ってみろ、と。

学習能力もさることながら、知恵もついていると言えるのではないでしょうか。

今回の『Nature』の報告を踏まえると、

魚は疑似餌に対する他の魚の挙動を見て学習している可能性がある、と思われる。

つまり不幸にも(釣り人的にはラッキーだが)釣り上げられたり、

疑似餌を見破って無視したりする行動を見て学習している魚がそのポイント周辺に存在するかもしれない。

まぁ、もしかしたら魚は学習するまでに結構時間がかかるかもしれないし、

どのくらい学習した情報を保持できるか分らないし、

さらに海の魚みたく釣り上げられたら一巻の終わりみたいなdead or alive的条件だったら

あまり関係ないかもしれないですけどね。

キャッチアンドリリースが奨励されているマス釣り系では

釣りを行なうに当たって少し考えると、多少は釣りの腕が上がるかもです。

微々たるもんだと思うけどね。

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コメント

顔見ますね、あいつら。
種によりますけど。
人の顔見たら、しばらく警戒してます。
生意気に。

投稿: タケヤユウヘイ | 2007年1月27日 (土) 02時18分

そう、凄くよく見てる。
関東ではコイ釣りしているけど、
川縁から少し離れないと釣れないねぇ。

投稿: pollack | 2007年1月27日 (土) 11時04分

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